なんちゃってアイアンシェルフをDIY!!

最近、アイアンシェルフなるものが流行っているみたい。

直訳すると鉄の棚って感じなんだろうけど

全部が鉄ではなくて、たな受けというか骨組みが鉄で

棚板は木でできているものが多くて

ネットで検索してみてもちょっとおしゃれなんですよね。

ただ、高い。

普通のならばそこそこだけれど、

職人が作ったんだろうなっていうような本物のアイアンシェルフは

平気で5万円を超えてくるのでさすがに買えない。

 

嫁に「値段も高いし、サイズ的にも欲しいものと違うから自作して」といわれたんだけど

さすがに以前紹介したキャンプ棚や

その記事はこちら←クリック

キャンプ棚 4

 

実はいつか紹介しようと思っていてすっかり忘れていた本棚のように

本棚1

簡単にはいきません。

だって、鉄なんだもん(^^;)

鉄を切ったりさ、鉄に穴開けたりさ、溶接したりさ、

ちょっと無理じゃん( ˘•ω•˘ )

で、「自作は無理です」と断っていたんです。

ところがちょっと風向きが変わりました。

作ってみようかと思った理由が三つ浮上したんです。

 

ひとつめ

この前、嫁が大好きなおしゃれな雑貨屋さんに連れていかれました。

そこではアイアンシェルフに商品を並べてあったのですが

そのアイアンシェルフ自体も売り物でした。

ものすごくおしゃれだったのですが値段は5万円(^^;)

しかし、じっくり観察するとそんなに難しいことはしていないんですよね。

(いや、素人的な視点なので実際はかなりのテクニックがあるのだとは思います)

で、これで5万は高いわ!!ってことになり

だったら自分で作れんじゃね?

 

ふたつめ

去年10月の消費増税。

ここ最近の新型コロナウィルス。

その他もろもろでなんだか世の中不景気。

仕事も薄く、昼間に空き時間ができるので

ぼーっとしている位なら棚でも作るか?

 

みっつめ

そぼろ(フトアゴヒゲトカゲ)を飼い始めたのですが

その記事はこちら←クリック

そぼろを飼うのに高さ、収納性とも

現在使っている棚ではちょっと足りない。

フトアゴヒゲトカゲを飼うケージの高さは人間の胸の位置くらいが

いいらしいんですが、若干低いのと、ケージを載せるには今の棚は狭いのと

何よりも「古くてダサいから、おしゃれなのが欲しい」と

嫁が騒いでいるのとってことで

まあ、つくってみるか?

 

そんなわけでなんとなく始めたんですよね。

その為、ブログに載せるとかも考えていなかったので

圧倒的に写真が少ないのと、重要なポイントでの写真がない(例えば完成写真とか(◞‸◟))

という、無計画性が露呈するような記事になっております(;^ω^)

そして、この記事は「棚を自作すること」についてはまったく参考になりません。

なにしろ勢いで始めて、手探りを経て、もうこれでいいやと半分やけくそで完成したという

なかなかに完成度の低い物なので(T_T)

すごく丁寧に説明している、本当に上手な人のサイトはいくらでもありますので

もし作る人はそちらをご覧ください。

アドバンス4番がどんなへんてこなものを作ったか、何を苦労したかを

お知りになりたい、くすくす笑いたいという人には

こちらの記事は非常によろしいかと思います( ̄ー ̄)

 

そんなわけで、まずは下調べ。

「アイアンシェルフ DIY」で調べてみたところ

いくつものサイトがありました。

それを参考にしたのですが、みなさん上手に溶接をしていらっしゃいました。

溶接機もそんなに高くないのがホームセンターあたりにも売っています。

しかし、予算の都合もあるし、今回の自作のために

わざわざ溶接機を買うこともないだろうと思ったわけです。

それに初めてでいきなり溶接しちゃったら

間違ったりしたときに取り返しがつかない。

今回の棚づくりは練習ということにしようと思ったわけです。

今回のがうまくいき、アイアンシェルフの作り方が大体わかって

その上で嫁からずっと言われ続けているキッチンの棚や

その他、いくつも棚を作ることになったら

溶接機はその時に買えばいい。

今回うまくいかず、「やっぱアイアンシェルフは無理だ」ってなったら

それこそ溶接機なんて買っても無駄なので。

そんなわけで、溶接する場所をネジで止めるという方法にして

アイアンシェルフを作ってみることに。

 

因みに「おまえ、本職は溶接屋だろ?」って思われる方も

いらっしゃるかもしれませんがうちにある溶接機は

レーザー溶接機という奴で「超微細、超精密」を売りにしているものなので

棚の溶接なんてできません。

正確に言えば、できないことはないけれど例えば

学校の校庭の凸凹を手で均していてもらちがあきません。

そこはやっぱり重機が必要です。

それと同じことなんです。

 

そんなわけで買い出し。

アイアンのアングル(断面がL字になった鉄の棒)

アイアンのフラット(鉄の平たい棒)

アイアンや棚板をとめるネジ

穴をあけるためのドリルの刃

棚板に使う木

アイアンを塗るための塗料

棚板を塗るための塗料

塗料を塗るための刷毛

アイアンを切断するためのサンダーの刃

棚板を削るためのサンダーの木材研磨用の刃

ドリル本体はレンタル。

 

因みに家にはサンダー本体はあります。

インパクトドライバーもあります。

のこぎりもあります。

あと必要なのは根気やる気元気(^^)/

 

そんなわけで、買ってきたアングルを寸法に合わせて

バンバンと切断します。

棚1

これ、キリコが飛びますので、ゴーグルをするなど注意が必要です。

アドバンス4番はメガネしてるから平気よねって思ってやっていたら

メガネのレンズにキリコが当たり、その部分のコーティングが溶けたように

なってしまいました。注意です(; ・`д・´)

 

棚2

切断したアングルに穴をあけて、ネジを使って組み上げて

棚の足となる部分を作ります。

 

棚3

組みあがった脚に、長いアングルを渡して骨組み完成です。

・・・と思ったのですが、やはりネジで止めているだけなので

骨組み自体が相当ユラユラします。

しかしそこは想定内です。

この時のために買ってきたアイアンフラットを使って

筋交いをします。この時点で骨組みはかなり頑丈になります。

 

ここから写真がありません(;^ω^)

この後、骨組みをつや消しブラックの塗料で塗ります。

嫁は塗装なしで、鉄のままがおしゃれじゃないかと言っていたのですが

せっかくだから売っているやつみたいに黒くしたかったのと

塗装しないとどんどんさびてきそうだったので今回は塗装しました。

で、棚板も長さを合わせて切ったんですが

それだけだとぴったりはまりません。

アイアンのアングルのL字型に折れ曲がっているところの内側が

角ではなくRになっているのでそこに木の角がぴったり収まらないんです。

さらに、天然の板を使ったのでどうしても左右どちらかに

反っています。

まっすぐなアイアンにぴったりと収まりません。

その為、サンダーで板の角を落としたり

アイアンにぴったりにあるように側面を削ったりという作業が

若干ですが、必要でした。

また、今回の嫁のオーダー「棚の長さ150cm、幅50cm」にあう

木材が売っていなかったので、今回は幅24cmの板を2枚並べて48cmに

さらに天然の板でどちらかに反っていてぴったりをはまらないであろうことを考慮して

板と板の間に2cmの逃げを作りました。

これで要求されたサイズ、木の反りに対する問題は解決です。

棚板に隙間ができてしまいましたが、まあ、これくらいは問題ないってことで(;^ω^)

 

棚6
撮影をしていたら、そぼろさんが立ち合いに来ました(^^)

 

で、一気に完成です(^^;)

棚4

手前が今まで使っていた棚。

幅45cm 長さ120cm 高さ60cm

 

奥が今回作ったなんちゃってアイアンシェルフ。

幅50cm 長さ150cm 高さ80cm

 

因みに床とホットカーペットと今まで使っていた棚の引き出しが

ガビガビになっているのはミニチュアダックスフンドの

ののさんのお仕事によるものです(^^;)

 

その後、棚と壁の間が下から上に行くにしたがって

どんどん広くなっていっている、

つまりは棚自体が手前方向に倒れていることが発覚。

水平器で水平を取り筋交いをやり直したりと細かい修正して、現在はこんな感じです(^^)/

棚7

 

古い棚を使っていた時の写真がないので、ちょっと比較するにはわかりにくいです。

お手数をおかけいたしますが

皆さまご自身で古い棚の写真を見ていただき

古い棚と今回作った棚でどのように違うか想像をお願いいたします(^^;)

一応、嫁はおしゃれになったと大満足しております。

現在、とりあえず今までの棚の中に入っていたものを

家にあった間に合わせのかごに突っ込んでならべてある状態ですが

ここからは嫁のセンスと仕事になります。

おしゃれなかごや小物入れを買ってきて仕上げてもらうことにしましょう。

さてさて、人にこんなことをやらせておいて

自分ではどれほどのおしゃれ感を出せるのやらお手並み拝見( *´艸`)

 

 

作ってみての感想

まず思ったのがなんだかんだ材料代だけで約3万円。

製作時間が大体10時間位。

だったら5万円で買った方が安いのでは?ってこと。

ただし、(板の長さやアイアンアングルの長さの許す範囲で)希望の通りの寸法で作れる

というのは大きなメリット。

あとは物を作るのが好きな人にはいいかも。

アドバンス4番は基本めんどくさがりな反面、作り始めると完成させないと

気が済まない性格なので、「時間があるときにゆっくり半年かけて」とかは

完全に無理。

もう完成させたいと思ったら、日が暮れても続けちゃうので大変(;´∀`)

 

今回は溶接ではなくネジ止めで作ったけれど、これが想像以上に面倒。

ネジ止めするところ全ヵ所の穴をあけたり、

こっちをとめるネジとこっちをとめるネジが干渉しちゃったり

筋交いを入れないと全く強度が出なかったり。

ネジが邪魔で板が入らなかったり。

板が入らないので最終的にはネジをとって板をはめて、

木ネジで板ごとアイアンをとめるという手法に変更になり

骨組みを止めていたネジとナットを木ネジに全取り換え(T_T)

本当に溶接に比べて手間が倍になってるんじゃないかって感じ。

これなら、次に同じようなものを作るなら絶対溶接で作りたいですね。

ただ、今回のように、完成後にちょっと水平や垂直が出ていない場合に

ネジだと筋交いの長さを変更したりして微調整ができるけど

溶接だとやり直しがきかないだろうなというのが難しそう。

あとは単純に溶接自体が難しいということもあるかなと。

もし溶接でやるのなら溶接機はもちろん、

溶接するときにしっかりと垂直が出せる道具が必要ですね。

でも、今回作ったことで、大体の流れやコツやポイントがわかったので

次は出来れば溶接で作ってみたいなと思います(^^)

 

因みに今回完成した棚には満足しています。

まあそれなりにできたので、今まで使ってた棚よりは今風かなと。

それに部屋に合わせて、また必要に合わせて考えたサイズに作れたこともよかった。

さらに思った以上に頑丈なんです。

そぼろのケージの重さが実は27㎏もあるんですが

それを載せても全くグラグラしないんです。

剛性には全く不安のない出来でした(^^♪

 

そんなわけで、これをみて自分で作ってみようかなと思った皆さんは

この記事では全く参考にならないと思いますので

ぜひとも参考になるようなサイトを見つけて

DIYに挑戦してみてくださいね(^^)

 

         
           ↑レーザー溶接、金型修理はこちら

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