ドローンによる空撮の代表的な撮影条件を紹介します。
・雨や雪のときは・・・
ドローンはバッテリーで動くものです。防水加工等されていないので、機体、送信機、操縦用タブレットが濡れてしまうような場合は飛行不可能となります。そのため、飛び立ってからいきなり夕立やゲリラ豪雨などが来そうな場合も飛行を見合わせることもあります。飛んでるところで豪雨にあって、その場で故障して墜落という危険を回避するためです。
・風が強いときは・・・
ドローンは風に弱いです。風が強いと、風にあおられてどんどん流されてしまうこともあります。突風によって操縦不能で墜落してしまったり、木や建物に当たってしまうこともあります。そういう危険を避けるためにも、風の強い日の飛行は慎重に検討いたします。風速5m/s(※)くらいが限界です。これ以上強くなると、飛行は見合わせることになります。
また、平均して風速が5m/s以下だとしても、頻繁に風速5m/s以上の突風が吹くような場合も、その時の状況により見合わせることがあります。
風速は地表で風速計にて計測いたしますが、地表で風が弱くても上空に上がると風が強いという場合もありますので、そういうときもこちらの判断で飛行を中止させていただくことがあります。
※コンビニやガソリンスタンドなどののぼりがバタバタいうくらいの風が5m/sくらいの目安になります
・近くに電波塔や鉄塔がある場合は・・・
ドローンは電波で操作します。そのため、近くに電波塔や高圧電流が流れる鉄塔などがある場合は、電波が混線したり妨げられたりして操縦不能に陥る可能性があります。そのような場所では飛行できません。
・イベント上空の場合は・・・
イベント上空の場合、不特定多数の人の上空を飛ばすことになり、万が一墜落したら大変なことになります。そのため、エアハッチではイベント上空での撮影はしません。イベントの真上ではなく、イベント会場から30m以上離れた場所からであれば撮影できます。ただし、結婚式などの少人数の場合など、イベント出席者全員に空撮の許可をもらえるような場合はご相談ください。
・目視外飛行、夜間飛行の場合は・・・
エアハッチでは、目視外飛行、夜間飛行とも国土交通省の許可をいただいておりますが、住宅密集地やそれに準ずる場所などでの目視外飛行、夜間飛行は極力しないようにしています。安全に飛ばすためには昼間に飛ばすよりもいろいろな条件がかかわってきますので、目視外飛行、夜間飛行をご希望の場合はご相談ください。
・飛行場所が水上の場合は・・・
飛行場所が陸上の場合、何かトラブルが起きて何とか無事に不時着させれば機体の回収は可能です。しかし、水上となると何かトラブルがあって不時着した場合、機体は水没、回収不能となる可能性があり、地上での飛行に比べてリスクが高くなります。そのため、場合によっては追加料金をいただくか、飛行できない場合があります。
・離陸場所近くへの車の乗り入れについて
ドローンの空撮は案外機材や荷物が多いことや使用済みバッテリーの充電を車で行うことなどが必要なため、車を停める場所からドローンの離陸地点まで遠い場合はご相談ください。機材を離陸地点まで運搬しなければならないため、運搬する距離や方法についてまえもって計画させていただく必要があります。
遠い場合は撮影できないということではありませんのでご安心ください。
上記のような条件が代表的なものになりますが、それ以外にも様々な状況や環境により飛行の可否を判断させていただきますので、不明な点などありましたらお気軽にお問い合わせください。